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Larry Levan's 54th birthday

2008.07.19

category : 未分類

) 過去にmixiに掲載したものをeditした 僕の体験記です
少しでも当時の事が伝わればと思いここに書きます

1954 7/20 new york brooklyn 生まれ

7/20は
僕らの音楽styleに多大な影響を与えてくれた
あの dj " Larry levan "の生誕54回目の誕生日でした

:::::::::::::::

First time trip to Larry's music

今や伝説のdjとして言葉でしか
語られない彼のdj playも
過去7度だけ体験しました

new york - tokyo- sapporo


1.2.3) 89年9.10月 ny east village club ”CHOICE”
(当時木曜レギュラー) 3度体験 

4) 91年12月20日 東京”J TRIP BAR ENDMAX ”でのゲストdj
rock スター張りの派手なスーツで登場 robert owens / i'll be your friend が大hitの時期

5) 92年7月new yorkの老舗 party ”LOFT ”でDAVID MANCUSOと
back to back でplay loleatta holloway / strong enough
master & cj / face it などplay
この晩初めて直接 1vs1で会話した

6.7 ) 92年9月18.19日(金 土)の2 nights 札幌”WALL”にて”HARMONY TOUR”と題した
party をFRANCOIS .Kと行う これが生涯最期のplayとなる


larry levan

街は驚くほど 変化しました
今から19年前 絶対忘れない
89年9月7日(木) new york club ”CHOICE”での実話です

その日は友達4人と歩いてそこに向かいました
周辺は今まで決して体験したこのない
undergroundなロケーション かなりビビりました
なにがやばいかというとここは3rd stのavenue bとc の間
通称アルファベットstreet
注射針が落ちていたり無人のアパートがメタメタに壊されていたり
プッシャーやホームレスや手や足が無い人がタムロしてたりと
絶対に観光客は行ってはいけないエリア
ましてasia人なんてとんでもない いいカモにされるようで
”hold up ”って拳銃を突き付けられたり
することもあるらしい スリルと緊張のロケーションでした
初めての海外旅行がnew yorkでしかもまだたったの
5日間しか経っておらず 通過した人生の中でも
間違いなく1番インパクトがある 訪問でした

240 E 3rd st
時間は0:00前
なんとか何も問題もなく無事に辿り付き
5$の入場料を払い中に入って更にビックリです
小学校の体育館ぐらいある空間は
danceフロアの照明だけで真っ暗
壁側にいる人の顔もほとんど見えない状態
更に年期のはいった木の床 木の壁の内装
black ヒスパニックのクラウドが大半なので 黒 黒 黒の世界
これ又deep underground
でも時折 光るミラーballはとてつもなく大きくて
これから始まる物語りに期待を注いでくれました
この建物は後に3番目のLOFT partyで使っていた場所です

647 W broadway - 99 prince st - 240 E 3rd st

最初はdj Victor rosadoがplayしていました
garage時代からのLarryの愛弟子
ハンサムなマスクにピアスが良く似合うスパニッシュの彼
当時のhouseをplayしていました
音量はまだ押さえめでフロアで
踊っている人もまばらでした

0:30 Larry Levan登場です
凄い~~ Larry Levanが目の前にいる興奮です
なんせnew yorkに来た1番の目的は彼のplayを体験することで
それが今現実の事になろうとしている...興奮です
印象は背が高く ねこ背のように前かがみで歩くので
とても野生的なイメージを受けました
まるで◯リラの様な....(失礼)

VictorがplayしてLarryが
dj ブースとフロアを行ききしてスピーカーから出る
音を何度もチェックしていました
近くに来たので声をかけようと思いましたが
あまりにも真剣に音チェックしているので
声をかける事ができませんでした
スピーカーやアンプが何を使っていたかは 確認出来ませんが
低音は丸みがある感じで包まれる様な音でした
5曲ぐらいセッティングの感じでplayしていて
僕らもまだ準備段階で踊らずLarryを目で追っていました

やがて音がケタたましく変化しました

キターーー!!woo --- !!
volume up & シャリシャリの高音が
高い位置から降りそそいできました

ELLIS D(junior vasquezの変名)のIT'S PARADSIDEです
89年のalbumに収録されている曲
MANUEL GOTTSCHING/E2 E4のリフをサンプリグした
89年のundergroundヒットです
同時期に出たSUENO LATINOと共に
当時の Larry favorite songで
E2-E4の素晴らしさを再認識させ
ちょっとしたブームになった曲です 

あとで聞いた話ですがブースにはLarryとchoiceのオーナーの
richardしか使用を許可されないswitchがあってそのボタンを
押すと音が鮮明で尚かつパンチが効く装置がついていたそうです
例えるとプリメインアンプについている
Loudnessの様なものでしょうか? 
僕はこの1曲で異次元.異空間 そして
DJ Larry Levanの信者になる扉を開いたのでした

ここからはDJ Larry Levanの”A One Man Show ”です
イコラジング volumeのup down
pan による音の降り(L- R)など
ありとあらゆる術でクラウドを音の世界にハメ込みます
そしてメッセージ アカペラも多用してました
僕らが座って休んでいると
♪you can do it one more time ~
SUZI Q / get on up and do it again (ger 83 bmc)
なんて メッセージがきたり....
勿論僕らは踊りましたよ
あとは5:00過ぎの朝方♪don' t turn you back~don' t turn you back
FRONT LINE ORCHESTRA / don't turn your back on me(us81 quality)
なんてメッセージがplayされたり...
タイミングが大切だという事を学びました

その他playされていた曲は
A GUY CALLED GERALD / Voo doo ray
BLACK HAVANA / Can take it
BLACK HAVANA / Like this like that
SOUL 2 SOUL / Back to life
SOUL 2 SOUL / Holdin' on
BLACK BOX / Ride on time
BANG THE PARTY / Bang bang your mine
NO SMOKE / Koro koro
CULTURAL VIBE / Ma foom bay
FRANKIE KNUCKLES / Baby wants to ride
MAN FRIDAY / Real love (un released)
CHAKA KHAN / I'm every woman (house mix)
TECHNO TRONIC / Pump up the jam
SATOSHI TOMIIE / Tears
DEE HOLLOWAY / It's over
LIL LOUIS / French kiss

この日のplayはam6:30終了
あっという間の5時間でした
こんなに身体全体で踊りを表現したのは
初めてというくらい夢中で踊ったなあ
又 ここのwood フローリングが特殊で凄く踊りやすく
1枚の板が畳み1枚分くらいあるフローリングなんですよ
足に優しいクッションフロアで踊りがうまくなった様に感じました
タイミングよく光るミラーballが本当に本当に美しく
”paradise ”という言葉を心と身体で感じた体験でした

少し明るくなったフロアにはDJ BASIL
GARAGEの常連で有名だった"タコおじさん"や
DJのトオルさん ノリさん king Strretのヒサくん
sound of manwaxのシュウジくん等の顔も見れました
みんなLarry好きなんだね。

この日のLarry、聞いた話では久しぶりに
真剣に良いplayをしたとの事で僕らもとても幸運な1夜でした
clubを出て外に出た時の気持ち良さが又 最高
恐いロケーションですけど清清しい気持ちでしたね

別の角度から.......

Larryはヘッドフォンを一切使わないでDJしてました
ブースにあるモニタ-スピーカーで音を聞いてMIXします
後ろに居ると”ガシャ ガシャ”と次の曲が聞こえます
あまり長い時間はモニターしません
曲の中間又は後半までまったく次のレコードを
置かずに終わりそうな所で次の曲を置き
さっと 次の曲にいれていました
曲によっては本当に終わりギリギリまであせりもせずに
今PLAYされてる曲を楽しんでいる感じで...
一般的なBEATでのMIXは一切せずにタイミングで
曲を入れていました

playはLarry 本人なのですが
選曲は VICTOR ROSADも一緒にやってました
沢山のdeposit case(プラスティック製のお店の納品に使うケース)
に入ったレコードから何枚か引き上げておいて
それをLarryが1枚選び かけるという様な
コンビでDJをやっている様な感じでした

CHOICEのDJブースの後ろや横が座るスペースなので
こんな風にDJの姿やrecordのジャケットが
見えたりしてるんだけど
僕が曲をcheckしたくて覗いていると
VICTORと目が合い そのレコードと僕の間に
違うレコードを入れて見せないように
されたりもしました 意地悪!!!

でも次かかる曲が分らないほうがいいのはよくわかるなあ... DJ立場では
僕はお客さんだからかかる曲は全部checkしたかったけど...

オープンリールもLarry 使っていました
当時のDJの一般ツール でした
MAN FRIDAY / REAL LOVE (まぼろしの)や
FRANKIE KNUCKLES / BABY WANTS TO RIDE(アンリリース)は
どちらもオープンリールでplayしてました
 
あと 今では定番のレコードカートリッジ
”オルトフォン”を使ってました”
日本にまだ輸入されてない
初めて見るstyleで ちょっとビックリしました



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